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浜石製作所の工具紹介と製作事例

Created
2021/8/18 11:20
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工具は機械加工の際に使う道具です。加工用途や材質によってさまざまな工具を使い分けますが、浜石製作所でもいくつかの工具を使っています。
今回は浜石製作所で実際に使っている工具を紹介していきます。

浜石製作所の工具紹介

浜石製作所で使っている工具は全部で7種類あります。それぞれ材質や加工したい内容によって使える工具は限られるので、完成させたい製品に合った工具を選ばなければいけません。
浜石で使っている工具とその特徴を一つひとつ紹介していきます。
 
🛠️ 浜石製作所で使っている工具一覧
 

🛠️ エンドミル

エンドミルはドリルと似た形状ですが、エンドミルは側面の刃によって切削が行われ、軸に対して直交する方向に穴を削ることができます。さらに穴の内側や素材の表面を削ることもできるため、切削のいろんなシーンに欠かせません。
刃の種類やネックの長さ、二枚刃や三枚刃のものなど種類も豊富にあり、加工目的に合わせた形状を選ぶことができます。

ボールエンドミル

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特に曲面の加工に適しており、凹凸はもちろん平面への加工も可能なため、さまざまな形状を作ることができます。
また切りくずの排出量が少ないため、加工面の品質が損なわれにくくなったり、切りくずが詰まって刃の損傷に繋がったりするリスクが少なくなります。
 

フラットエンドミル

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フラットエンドミルはその名の通り、先端の形が平坦になっています。主に水平面や垂直面の加工の際に使われています。エンドミルの中では一番よく使われている代表的なものです。
 

ブルノーズエンドミル(ラジアスエンドミル)

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角が丸いブルーエンドミルは、小さいR(角の丸み)を加工しやすいことが特徴です。「底面R0.~」の加工の際に使う場合が多いです。
ブルーエンドミルは刃持ちがよく、特に刃先交換はコスパが良いので、浜石では一体型ではなく刃先交換で使用しています。また、高送り(=早く回転させる)ができるので、加工時間を削減できるのも魅力のひとつ。
ただし、一回で削れる量が少ないため加工面が大きいものには不向きです。
 

🛠️ ドリル

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先端で金属を削ることができます。ドリルの表面には溝がありますが、これは削った屑を外に出すために使われます。
ドリルにもいくつか形状によって種類があり、表面のコーティングの数だけ組み合わせることができ、材質の厚みや形状によって都度適切なものに変えています。
 

🛠️ ホルダ

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(※オレンジ箇所がチップ)
 
ホルダとはチップ(刃)をセットする本体を指します。穴の内側や外側を削ることができ、チップを変えれば工具の硬さや種類が異なっていても同じホルダで加工することができます。チップには三角形やひしがたなどさまざまな形状があるので、加工によってチップを変えればいろんな形の加工にも対応できます。
ただし、ホルダ自体の直径があるので小さい穴に使うことはできません。
 

🛠️ タップ

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タップはネジ穴を掘る際に使います。浜石製作所には4種類あり、それぞれ材質や用途によって使い分けています。
 

🛠️ リーマー(リーマ)

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主に仕上げ加工をする際に使っており、全部で5種類あります。リーマーがなければできない案件も多数あるので、仕上げには欠かせません。ドリルのように上から下に向けて削っていきます。
 

🛠️ ツールチャック

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工具と材料を機械に固定する際に使います。良質なチャックを使うと、長い工具を使う加工の時に起こる遠心力によるブレを防ぐことができ、精度を上げることができます。
工具を固定するチャックと材料を固定するチャックがそれぞれあるので、旋盤とマシニングで別々のものを使っています。
 

🛠️ 面取りカッター

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ねじ穴や材料の辺の角をとる時に使います。先端が丸くなっているものや、ドリルのように先が鋭利になっているものなどいろんな形状があり、仕上がりによって都度変えて使用しています。
 

工具を使った加工例の紹介

上記で紹介した、浜石の工具を使用してできた加工例を紹介します。
 
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中央の四角い穴と大きな穴はエンドミル、小さい穴はドリルを使いました。
 
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穴の表面に薄く削ったようにできるこの加工は、面取りカッターを使用しています。
 
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ブルノーズエンドミルで仕上げた加工。
 
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タップで仕上げた加工。
 

工具を選ぶ時のポイント

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エンドミルに限って言うと、シャンク径を重視して工具の種類を選んでいます。浜石では長めのものを主に使っています。短すぎると加工できる深さが限られてしまい、工具を交換する必要があります。逆に長すぎると刃が踊ってしまい、製品を傷つけてしまう可能性があり精度が落ちるリスクがあります。最悪工具が壊れてしまう可能性もあるでしょう。
 
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こちらのエンドミルは刃先が交換できるタイプのもの。8パイであれば全てのエンドミルに対応できるのでよく使っています。
また、エンドミルはチャックとの相性が鍵になるので、今はよく使うエンドミルに合ったチャックを探しています。